過蓋咬合とは

不正咬合の中でも、あまり聞き慣れない「過蓋咬合(かがいこうごう)」について、今日は詳しく解説していきたいと思います。

過蓋咬合とは、”噛み合わせが深い”状態の事を指します。上下の歯で噛んだ時に、下の前歯が上の前歯見えなくなってしまう程、深く咬み込んだ状態です。過蓋咬合は、前歯がきれいに並んでいる場合も多く、一見すると噛み合わせが悪い事に気がつかない事もあります。しかし、周囲に悪影響を及ぼす可能性がある噛み合わせなのです。過蓋咬合のデメリットを挙げると次のようになります。

<過蓋咬合のデメリット>
・ 顎関節症になりやすい
・ 摩耗(まもう)/咬耗(こうもう)が起こりやすい
・ 被せ物、ブリッジ、入れ歯などが壊れやすい
・ 出っ歯が悪化する事がある

過蓋咬合は、上の前歯が、下の前歯に覆い被さっている状態で、下顎の運動が大きく制限される事があります。後方部への圧迫力がかかる事があり、顎関節症を湯初するきっかけとなる事があります。また、強く咬み込む事で、歯に強い負荷がかかり摩耗や咬耗も起こりやすくなります。歯を長く健康に使っていくためには、過蓋咬合という噛み合わせが、悪影響が大きい噛み合わせだと言えます。

大人になってからの過蓋咬合の治療は難症例だと言われますので、噛み合わせに不安を感じている場合、小児期からの介入が必要です。

当院では、矯正治療を行っております。歯並びや噛み合わせでご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
http://www.yoihanarabi.com/0545case/

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