歯石除去の方法

歯石とは、歯垢(プラーク)が唾液の成分によって石灰化し、固まったものです。矯正中、そうでないに関わらず、歯石は定期的に除去する必要があります。自分では取る事ができないので、必ず歯科医院で除去するようにしましょう。矯正治療中の場合は、矯正治療の合間に、歯石を除去していきます。

歯石除去は主に、「超音波スケーラー」もしくは「手用スケーラー」を用いて行います。おおまかな歯石は、超音波スケーラーで除去し、細かな歯石や、歯ぐきの中(歯周ポケット内)に歯石が付着している場合は、手用スケーラーを使います。

超音波スケーラーとは、超音波(25,000~40,000Hz)の振動と注水で歯石を叩いて壊し、除去する器具です。歯科医院で歯に使用する機械というと、歯を削る機械を想像する人が多いかもしれません。しかし、超音波スケーラーは、歯を削っているわけではありませんので、歯を削るような痛みは全く無いので、心配はいりません。少し歯にひびくような刺激がある場合がありますが、超音波のパワーをある程度なら弱める事ができるので、手をあげて少し刺激が強い事を伝えると良いでしょう。

手用スケーラーは、手で持って使うタイプのもので、先に歯石を削りとるための小さな刃がついています。歯石をポリポリと取っていくようなイメージです。訓練された歯科医師・歯科衛生士が使うので、心配入りません。歯周ポケット内の歯石を除去する場合には、歯ぐきがチクチクとするような感覚がする事があります。場合によっては、粘膜の感覚を鈍くする表面麻酔を使う事ができます。

歯石除去は、全く怖いものではありません。付着したままにすると、周囲に歯周病菌が繁殖し、歯周病の発症や進行の原因となります。また、口臭の原因にもなります。定期的にきちんと除去してもらうようにしましょう。

当院では、矯正治療を行っております。矯正治療中の歯周病予防についてなど、ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.yoihanarabi.com/0540orthodontics/

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