反対咬合はいつから治療をするのが良いか

反対咬合とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態で、「受け口」とも言われます。下顎が上顎よりも過度に成長する場合や、上顎の成長が少ない場合に起こります。遺伝的な要因も多いと言われています。子どもの歯並びが「反対咬合」である場合、「矯正をした方がいいのか」「いつから矯正治療をするのが良いか」気になる所だと思います。

では、反対咬合はいつから治療をするのが良いのでしょうか。子どもの矯正治療は、骨格を矯正する「第1期治療」と歯並びを矯正する「第2期治療」に分けられます。第1期治療は、3歳〜12歳頃の骨がまだ軟らかいうちに、上下の顎のバランスを整え、大人の歯が並び土台を作っていきます。反対咬合の場合、第1期治療から行った方が、矯正がスムーズに進むケースが多いです。

ただし3歳では、まだ矯正治療に協力的かどうかは疑問があります。矯正治療は、装置を付けたままにするなど、患者さんの協力が必要不可欠です。子どもに矯正の必要性を理解してもらい、治療に協力してもらう事が大切です。お子さんによって、心の発達状態は異なりますので、矯正開始年齢に決まりはありません。子どもの心の発達も考慮した上で、矯正時期を決めていきます。

第1期治療が必要かどうかを含めて、反対咬合の場合には、早めにご相談いただくのが良いでしょう。遺伝的要因も含めて、下顎の成長が過度に大きい場合には、特に早めが良いでしょう。3歳を過ぎて、反対咬合がある場合には、治療開始前にご相談ください。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
http://www.yoihanarabi.com/

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